腰痛改善にスクワットは効果あり?整骨院の先生が教える正しいやり方と注意点

ブログ監修者

きたこしがや東口整骨院

院長 中野 敏生
(なかの としお)

【保有資格】

・柔道整復師

・柔道整復師専科教員

【保有資格】

・柔道整復師

・柔道整復師専科教員

きたこしがや東口整骨院 院長の中野です。 高校時代にケガでボールが投げられなくなった経験から、整骨院の先生に助けられたことをきっかけに、この道を志しました。 整形外科で約10年の経験を積み、スポーツ外傷から術後のリハビリ、関節の痛みまで幅広く対応。 トレーナー視点と医療現場での知識を活かし、越谷の皆様のお役に立てればと思っています。 どんなお悩みも、どうぞお気軽にご相談ください。

腰痛持ちなのにスクワットってしても大丈夫?実は、腰痛改善にスクワットは効果的なんです。でも、間違ったやり方では逆効果になることも。この記事では、整骨院の先生が腰痛改善のためのスクワットの正しいやり方と注意点、その効果のメカニズムを分かりやすく解説します。腰痛の種類に合わせたスクワット方法や、よくある間違い、自宅でできるアレンジスクワットもご紹介。さらに、スクワット以外の腰痛改善方法も合わせて解説するので、この記事を読めば、あなたに最適な腰痛対策が見つかるはずです。

1. 腰痛持ちはスクワットをしていいの?

腰痛があるときにスクワットをしてもいいのか、不安に思う方も多いのではないでしょうか。実は、腰痛の種類によっては、スクワットが改善に役立つ場合もあります。しかし、間違ったフォームで行うと、逆に腰痛を悪化させてしまう可能性もあるため注意が必要です。この章では、腰痛の種類とスクワットの適応、そして悪化させてしまうNG例について解説します。

1.1 腰痛の種類とスクワットの適応

腰痛には様々な種類があり、原因もそれぞれ異なります。ぎっくり腰のように急性の痛みがある場合や、ヘルニアなどの神経症状を伴う場合は、スクワットは控えるべきです。安静にして炎症を抑えることが最優先となります。しかし、慢性的な腰痛で、原因が筋肉の衰弱や姿勢の悪さにある場合は、スクワットが効果的な場合があります。スクワットによって体幹や股関節周りの筋肉が強化され、腰への負担を軽減できるからです。ただし、痛みの程度や種類によって適応は異なるため、自己判断せず、整骨院の先生に相談することをおすすめします。

腰痛の種類 スクワットの適応
急性腰痛(ぎっくり腰など) × 控える
ヘルニア × 控える
脊柱管狭窄症 △ 症状により判断
慢性腰痛(筋肉の衰弱など) 〇 効果的

1.2 悪化させてしまうNG例

スクワットは正しいフォームで行わないと、腰痛を悪化させてしまう可能性があります。腰を丸めたまま行う、膝が内側に入る、反動を使って行うなどは、腰に大きな負担がかかり、痛みを増強させる原因となります。また、痛みを感じているにもかかわらず無理して続けることもNGです。少しでも違和感を感じたら、すぐに中止し、整骨院の先生に相談しましょう。

以下に、NG例をまとめました。

  • 腰を丸める
  • 膝が内側に入る
  • 反動を使う
  • 痛みを感じているのに続ける
  • 極端に低い姿勢で行う

これらの点に注意し、正しくスクワットを行うことで、腰痛改善の効果が期待できます。

2. 腰痛改善に効果的なスクワットのやり方

腰痛を改善するために、スクワットは非常に効果的なエクササイズです。正しいフォームで行うことで、腰周りの筋肉を強化し、腰への負担を軽減することができます。ここでは、基本のスクワットと、腰痛持ちの方向けのアレンジスクワットをご紹介します。

2.1 基本のスクワット

まずは基本のスクワットから始めましょう。正しいフォームを身につけることが大切です。

2.1.1 正しいフォームと回数・セット数

正しいスクワットのフォームは下記の通りです。

  1. 足を肩幅に開いて立ちます。
  2. つま先は軽く外側に向けます。
  3. 背筋を伸ばし、胸を張ります。
  4. 椅子に座るように、お尻を後ろに引いてゆっくりと腰を落とします。
  5. 太ももが床と平行になるまで腰を落とします。(無理のない範囲で)
  6. 膝がつま先よりも前に出ないように注意します。
  7. ゆっくりと元の姿勢に戻ります。
レベル 回数 セット数
初心者 10回 1セット
中級者 15回 2セット
上級者 20回 3セット

上記はあくまでも目安です。ご自身の体力に合わせて調整してください。1セット行うごとに30秒から1分程度の休憩を入れましょう。

2.1.2 よくある間違い

  • 膝がつま先よりも前に出てしまう
  • 背中が丸まってしまう
  • かかとが浮いてしまう

これらの間違いは、腰や膝に負担をかけてしまうため、注意が必要です。鏡を見ながら行う、もしくは家族に見てもらうなどして、正しいフォームで行えているか確認するようにしましょう。

2.2 腰痛持ち向けのアレンジスクワット

腰痛が強い方は、基本のスクワットが難しい場合もあるでしょう。そのような場合は、椅子や壁を使ったアレンジスクワットから始めてみましょう。無理なくできる範囲で行うことが大切です。

2.2.1 椅子を使ったスクワット

椅子の背もたれに軽く手を添えて、基本のスクワットと同様のフォームで行います。椅子に浅く腰掛けるようにスクワットすることで、腰への負担を軽減できます。

2.2.2 壁を使ったスクワット

壁に背中を付けて立ち、壁に沿って腰を滑らせるように下ろしていきます。背中を壁につけたまま行うことで、正しい姿勢を保ちやすくなります。太ももが床と平行になるまで腰を落とし、ゆっくりと元の姿勢に戻ります。

3. スクワットで腰痛を改善するメカニズム

スクワットは、正しく行えば腰痛改善に効果的なエクササイズです。そのメカニズムを3つの観点から解説します。

3.1 体幹強化による腰への負担軽減

スクワットは、お腹周りの筋肉(腹横筋、腹直筋、腹斜筋など)や背中の筋肉(脊柱起立筋群、多裂筋など)といった体幹を支える筋肉を強化します。これらの筋肉が鍛えられることで、腰椎への負担が軽減され、腰痛の改善につながります。

体幹が弱いと、姿勢が悪くなりやすく、腰に負担がかかりやすくなります。スクワットによって体幹を鍛えることで、正しい姿勢を維持しやすくなり、腰への負担を軽減できるのです。

3.2 股関節の柔軟性向上

スクワットは、股関節の動きを伴うため、股関節周りの筋肉(腸腰筋、大臀筋、ハムストリングスなど)の柔軟性を向上させる効果があります。股関節の柔軟性が低下すると、腰に負担がかかりやすくなり、腰痛を引き起こす可能性があります。スクワットで股関節の柔軟性を高めることで、腰への負担を軽減し、腰痛改善へと導きます。

筋肉 作用
腸腰筋 股関節の屈曲
大臀筋 股関節の伸展、外旋
ハムストリングス 股関節の伸展、膝関節の屈曲

これらの筋肉の柔軟性を高めることで、スムーズな股関節の動きが可能になり、腰への負担を軽減します。

3.3 血行促進効果

スクワットは、下半身の大きな筋肉を使うため、血行促進効果があります。血行が促進されると、筋肉や組織への酸素供給が向上し、老廃物の排出もスムーズになります。腰痛の原因の一つに、血行不良による筋肉の硬直や炎症が挙げられます。スクワットによって血行を促進することで、これらの症状を改善し、腰痛を和らげることができます。

特に、腰回りの血行が促進されることで、筋肉の緊張が緩和され、痛みの軽減につながります

4. 整骨院での腰痛治療とスクワット

腰痛でお悩みの方は、整骨院での治療とスクワットを組み合わせることで、より効果的に改善を目指すことができます。整骨院では、患者さん一人ひとりの状態に合わせた適切な治療とスクワット指導を行っています。

4.1 整骨院でのスクワット指導

整骨院では、腰痛の原因や症状、身体の状態に合わせて、個別のスクワット指導を行います。正しいフォームの習得はもちろん、患者さんの筋力や柔軟性、痛みの程度などを考慮した上で、最適なスクワットの種類や回数、負荷などを指導します。

具体的には、以下のような指導を行います。

指導内容 詳細
姿勢評価 姿勢分析に基づき、スクワット時の姿勢の歪みや癖などをチェックします。
フォーム指導 鏡を見ながら、基本のスクワットの正しいフォームを丁寧に指導します。
負荷調整 椅子や壁を使うなど、患者さんの状態に合わせた負荷調整を行います。
回数・セット数の設定 無理のない範囲で、効果的な回数とセット数を設定します。
自宅でのスクワット指導 自宅で安全にスクワットを継続できるよう、注意点やポイントを指導します。

4.2 自宅でのスクワット継続の重要性

整骨院での治療と並行して、自宅でスクワットを継続することが重要です。継続することで、体幹や股関節周囲の筋力強化、柔軟性向上、血行促進などの効果が得られ、腰痛の改善・再発予防につながります。整骨院で指導された正しいフォームと適切な負荷で、無理なく継続しましょう。

自宅でのスクワット継続にあたっては、以下の点に注意しましょう。

  • 痛みがある場合はすぐに中止する
  • 自分のペースで無理なく行う
  • 定期的に整骨院に通い、専門家からのアドバイスを受ける

整骨院での治療と自宅でのスクワットを組み合わせ、腰痛改善を目指しましょう。

5. 腰痛改善のためのスクワット以外の方法

スクワット以外にも、腰痛改善に効果的な方法は様々あります。ご自身の状態に合わせて、無理なく続けられる方法を選びましょう。

5.1 ストレッチ

ストレッチは、筋肉の柔軟性を高め、血行を促進することで腰痛を和らげます。腰痛持ちの方におすすめのストレッチをいくつかご紹介します。

5.1.1 股関節周りのストレッチ

股関節の柔軟性は、腰への負担を軽減するために重要です。股関節周りの筋肉を伸ばすストレッチを行いましょう。

ストレッチ名 やり方 ポイント
開脚ストレッチ 足を大きく開き、上体を前に倒します。 無理に深く倒そうとせず、心地良いと感じるところまで伸ばしましょう。
鳩のポーズ 片方の足を前に曲げ、もう片方の足を後ろに伸ばします。上体を前に倒します。 左右のバランスを見ながら行いましょう。
あぐらのポーズから上体を倒すストレッチ あぐらの姿勢から、上体をゆっくりと前に倒します。 息を吐きながら行うと、より筋肉が伸びやすくなります。

5.1.2 腰回りのストレッチ

腰回りの筋肉をほぐすことで、腰の痛みを軽減し、動きをスムーズにします。

ストレッチ名 やり方 ポイント
膝抱えストレッチ 仰向けに寝て、両膝を抱え込みます。 腰が床から離れないように意識しましょう。
ツイストストレッチ 仰向けに寝て、両膝を曲げます。両膝を左右交互に倒します。 肩は床につけたまま行いましょう。

5.2 ウォーキング

ウォーキングは、全身の血行を促進し、筋肉を strengthening することで、腰痛改善に効果的です。正しい姿勢で歩くことが大切です。

正しい姿勢を意識して、適度なペースで歩きましょう。歩幅は小さくても構いません。無理のない範囲で継続することが大切です。

ウォーキングに加えて、水中ウォーキングもおすすめです。水の浮力によって腰への負担が軽減されるため、腰痛持ちの方でも比較的楽に行えます。

6. スクワットを行う上での注意点

スクワットは正しく行えば腰痛改善に効果的ですが、間違ったフォームや無理な負荷は逆効果になる可能性があります。安全かつ効果的にスクワットを行うために、以下の注意点を守りましょう。

6.1 痛みがある場合は中止

スクワット中に腰やその他の部位に痛みを感じた場合は、すぐに運動を中止してください。痛みを我慢して続けると症状が悪化する恐れがあります。痛みが引かない場合は、整骨院の先生に相談し、適切なアドバイスを受けてください。

6.2 無理のない範囲で実施

スクワットは、自身の体力や柔軟性に合わせた回数と強度で行うことが大切です。最初から無理をせず、徐々に負荷を上げていくようにしましょう。また、スクワットを行う頻度も重要です。毎日行うよりも、適切な休息日を設けることで、筋肉の回復を促し、より効果的にトレーニングを行うことができます。以下の表を参考に、ご自身のレベルに合った回数とセット数で行ってください。

レベル 回数 セット数 頻度
初心者 5~10回 1~2セット 週2~3回
中級者 10~15回 2~3セット 週3~4回
上級者 15回以上 3~4セット 週4~5回

上記の表はあくまでも目安です。ご自身の体調に合わせて調整してください。

7. まとめ

腰痛改善にスクワットは効果的ですが、正しいフォームで行うことが重要です。この記事では、基本のスクワットに加え、腰痛持ちの方向けのアレンジスクワットもご紹介しました。椅子や壁を使ったスクワットは、負担を軽減しながら効果的に腰痛改善を目指せます。スクワットで腰痛が改善するメカニズムは、体幹強化、股関節の柔軟性向上、血行促進です。これらの相乗効果で腰への負担を軽減し、痛みを和らげます。整骨院では、個々の状態に合わせたスクワット指導を受けることができます。自宅でも継続して行うことで、より効果を実感できるでしょう。スクワット以外にも、ストレッチやウォーキングなどの運動も腰痛改善に効果的です。ご自身の状態に合わせて、無理のない範囲で運動を行いましょう。痛みがある場合は、すぐに中止し、整骨院の先生に相談してください。何かお困りごとがありましたら当院へお問い合わせください。

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